Ball Parkに住むウサギ

野球ブログです♪
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一平くんと理道くん

明治大学 スクラムハーフ・秦一平選手
天理大学 スタンドオフ・立川理道選手


ラグビーを知り始めた去年から
ずっと二人を見てきたし
応援し続けてきました。

秦一平くん
福岡・筑紫高校出身
身長152cm
大学ラグビー界一小柄な身体です。
最初に一平くんのことを見たとき
「えっ、こんなに小さくてラグビーが出来るの?」って驚きました。
でもラグビーという競技を知るにつれ、その疑問は徐々に解けていきました。

柔道、レスリング、ボクシングなど体重別に分けられているものは別として
多くの場合、スポーツでは身体の大きな選手が有利とされています。
「恵まれた体格の選手」・・よく耳にしますね。

同じくチーム競技である野球の場合
たしかにポジションごとに役割はあるけど
身体の大きさでポジションが決まるものではありません。
大きな投手もいるし小さな大投手もいます。
大型二遊間のコンビもあれば、小柄なキーストンコンビもいます。
野球でタブーとされるのは
ファースト以外の内野手と捕手が左利きである場合くらいでしょうか。

ラグビーには
そのポジションによって明確な役割があり
フォワード一列目の選手などはまず身体が大きくなければ務まらないし
大畑大介選手のようなウイングの選手は足が速く俊敏さが要求されます。

秦一平選手にもっとも相応しいポジション
ここしかないという場所がスクラムハーフ(以下SH)
重戦車のようなフォワードと得点に向かうバックスを繋ぐ重要なポジションです。
逆に言えば「小柄だからこそ有利」とも言えるポジションなんです。
ボールを奪い合う密集からボールをすくい上げバックスに供給する役目を果たします。

小さな身体の一平くんは常にボールのあるところに身体を入れ
ボールを掴むとすぐに味方にパス
そこから流れるような攻撃が始まります。
ラグビーに精通している人、目が肥えている人は
もっといろんな見方をして楽しまれるのでしょうけれど
私はラグビーを見ていて
この流れるように繋がっていくパスを見るのがすごく好きです。
ラグビーは「常にボールが先頭」という精神の下
前に投げてはいけない競技なので後ろにパスするのですが
やや斜め後ろに横に広がったラインを形成し
そこを鮮やかにボールが繋がっていく時
「カッコイイなぁ」って惚れ惚れとしてしまいます。
その一番最初のパスを出す人
ボールのあるところにはいつの間にか彼の姿が必ずあり
素早くパス!
この時の一平くんはどのチームのどの選手よりも私には輝いて見えます。

そして秦一平が秦一平たる所以がその勇気あるプレーです。
どんなに大きな相手でも自分が行くべき時には恐れず怯まず向かっていきます。
常に全力プレーのその姿勢が
多くのラグビーファンの目を惹きつけてやまないのだと思います。



そしてもう一人の 
立川理道(ハルミチ)くん
兄弟四人が全員ラグビー選手
幼い頃から楕円のボールに親しみ、
四兄弟の中で最も有望と言われ2019年には日本代表もと期待されている理道くんです。
兄のあとを引き継ぎキャプテンとなった今シーズン
7戦全勝、圧倒的な強さで関西リーグを制し
今年こそ悲願のベスト4入りへと燃えています。

理道くんのポジションはスタンドオフ(以下SO)
先ほどのスクラムハーフから出たボールを最初に受け取る位置にいます。
スクラムに潜り込むようにしてボールを持つスクラムハーフ
そのスクラムから少し離れた位置に立っているから
Stand off(スタンドオフ)と呼ばれます。

素早くボールをパスしなければいけないSHと違い
全体を見ながらプレーし、ある時は自ら持ったまま突進していき
またある時は素早くパスを出す、もちろんサインプレーも。
的確な状況判断が必要とされチームの司令塔であり要です。
そして攻撃の起点であるばかりでなく
相手ボールになった時最初に敵を止める役目も担っています。
強いタックルも求められるポジションなのです。

理道くんは周りからよく
「人に強い選手」と言われています。
ボールを持ったとき、3人4人と相手チームに囲まれても倒れない強い身体を持ち
守備に回れば激しいタックルで相手を止める。
本当にバランスの取れた頭の良い選手、チームを引っ張る存在です。



一平くんと理道くんは共に4年生
負ければ
母校のジャージを身に付け仲間達と楕円球をつなぐのもこれが最後
ノックアウト方式・大学選手権2回戦


奇しくも今日12月25日
名古屋・瑞穂公園ラグビー場

ときおり小雪もちらつき寒風吹きすさぶ中
第1試合と第2試合に分かれ
1月2日国立の舞台目指し熱き戦いに臨みました。

今日の中継
いつものJスポにチャンネルを合わせていたらやってない、
あれっと思って調べてみるとスカチャンのみの生放送らしい
こんな時はプロ野球中継のための契約も大いに役に立つと感謝したけど
大きな大会なのだから地上波でも中継すればいいのにと思う。
それにしても昼間ラグビーの試合を2連発、夜はフィギュア女子フリー
そしてこうやってブログの更新
ぐったり疲れてしまった私です。
さすがに家族からは遠い目で見られてしまいました~
来年はちょっと方向転換しないといけないかも・・・



第1試合
明治ー筑波

筑波には前回記事で紹介した水上彰太選手(フランカー・6番)が
今日も元気に出場しています。
明治のフロントローには「石原慎太郎選手」
多分ご両親が都知事のファンだったのでしょう!?

試合前の円陣
いつものように両側の大きな選手に挟まれ
埋もれんばかりに肩を抱かれた152cmの身体。

頑張れ~一平!!

12時キックオフ
前半9分
明治のPGが決まり3-0

20分過ぎ
筑波ラインアウトからのサインプレー
フッカーの彦坂選手が直接持ち込むという
私にすれば初めて見る珍しいプレイでトライが決まり
3-5、筑波逆転

その後、明治が2本、筑波が1本のPG
明治9-8筑波、で前半終了。

一平くんは一平くんらしく的確な判断、素早い動き
さらにここぞの場面では大きな身体に食らい付いていくタックルもみせ
自らの役割は充分に果たしているように見えます。

後半
一進一退の展開
筑波のキッカー松下選手のPGが決勝点となり
明治9-11筑波でノーサイド
松下選手は前の試合でも本当によく決めていました
今日も素晴らしかったです。

ホーンの後、
最後のワンプレー
スクラムの最後尾から小さな身体で必死に押し込む一平くんの姿に胸が熱くなりました。
歓喜の筑波
去り行く明治・・・
光と影はあまりにも切なく心に残ります。



続く第2試合
天理ー慶應

午後2時キックオフ

お馴染み黒いジャージの天理フィフティーン
立川理道主将は落ち着いた中に静かな闘志を秘めピッチへ~


この日の瑞穂公園ラグビー場は強い風
前半、風上に立つのは第1試合では明治でしたが、第2試合では慶應。

天理は前半我慢のラグビー
25分過ぎ
トライしたもののコンバージョンを外し5-0
風下の天理は理道くんのキックが伸びません。

一方の慶應、
キッカー仲宗根主将
30分過ぎ
ハーフライン付近自陣から距離のあるPGを見事に決め5-3
ベースボール風に言えば
「風にも乗りセンターバックスクリーンに放り込んだ特大の一発!」
というところでしょうか。
前半終了 天理5-3慶應

今日新たに覚えたルール
「アシストタックラーは放さなければならない!」


後半開始
風上に回り一気に攻め立てたい天理
PGが決まり8-3とリードを広げます。
しかし直後に慶應ラインアウト、モールからトライ8-8の同点
コンバージョンも決まり8-10
慶應ついに逆転、初めてのリードを奪われてしまいました。

しかし、しかしここから天理が本領発揮
後半10分
理道選手自ら抜け出し鮮やかなトライ、コンバージョンも決まり15-10
この7点が天理の勝利を大きく引き寄せる価値ある得点だったと思います。
その後もワイドに展開したロングパスあり突進あり
風上を生かしキックの精度も増し得点を重ねていき
天理32-15でノーサイド

部員150名
ルーツ校と呼ばれ伝統ある慶應大学ラグビー部
出場できない仲間の想いをタイガージャージに込めプレイした仲宗根主将
最後はリザーブの選手も全員がピッチに立ち懸命に戦いました。

勝者と敗者に分かれるのは勝負の常
いつのときもそれは非情。

最後のゲームとなってしまった小さなラガーマン秦一平
彼の頑張る姿は、スポーツを目指す小柄な少年少女たちに
「小さくたってあきらめずにやれば出来るんだ!」
そんな勇気をきっと与え続けることだと思います。

そして
悲願の国立、兄弟四人の夢を乗せ頂点目指して駒を進めた立川理道



二人のラグビー人生はまだこれから
もっともっと輝きますようにと
願わずにはいられません。



2011-12-25  23:53:28
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