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Ball Parkに住むウサギ

野球ブログです♪
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「1人おいて」

清武英利氏の盟友として知られる
現・巨人軍代表取締役社長 桃井恒和氏
(もちろん今では袂を分かち、交わることのない立場となっています。)

その桃井氏、
不定期に球団社内報にコラムを掲載しています。
野球のことや仕事のことなど思いつくまま綴った内容です。
12月15日 最新コラムがG公式HPで紹介されていました。



閑話球題

「1人おいて」

20年以上にわたった倉本聰脚本のテレビドラマ『北の国から』。そのシリーズよりかなり前のことだが、倉本さんはあるドラマの番宣会見のあと、新聞を見て頭に来たという。出演者と倉本さんが並んだ写真のキャプションが「左から1人おいて、森光子、浅丘ルリ子、石坂浩二」となっていて、倉本さんは「おかれた1人」だったからだ。
 脚本家の地位が当時はその程度だったということだろうが、「1人おいて」と5字を費やすなら「倉本聰」と書いた方が字数は少なくてすむじゃないか、と後にエッセーで怒りをぶちまけている。

 実は数年前、シーズンを締めくくるプロ野球コンベンションで同じような体験をしたことがある。ベストナインに選ばれた外国人選手がすでに帰国していたため、代わりに表彰を受け他の8選手と記念写真に収まったのだが、翌日の新聞では「1人おいて」と1人だけ飛ばされていた。
 もっとも脚本家抜きにはあり得ないドラマと違い、こちらは所詮代理。そうそうたる「リーグの顔」たちにはさまれては、1人おかれるのも無理ないが、「この人、何者?」と首をひねった読者もいただろう。

 ドラフト後の契約が無事にすんで、巨人にも13人の新人が加わることになった。ファンフェスタで行われた入団発表で原監督を囲んだ写真が翌日の新聞に載っていたが、キャプションには全員の名前があった。

 みんな地元では名の知れた選手に違いない。そう改めて思ったのは、ある球団職員とこんな会話をしていたからだ。高校まで野球をやっていたと言うので「どうせ弱い学校だろ」とからかうと、「内藤博文さんが先輩です!」。
 50年以上前に巨人に在籍した二塁手で、2軍コーチを務めたこともあるが、現在球団で彼を知る人間は何人いるだろう。それはしかし、母校出身のプロ野球選手が、後輩にはいつまでもヒーローであり続けるということを物語っている。

 だが、今はご祝儀で新聞も名前を書いてくれているが、ファンから見たら「1人おいて」と飛ばしていい新人もいるかもしれない。何年か後、「1人おいて」で片づけられる選手とならないために。競争は入団発表の時から始まっている。 桃井恒和




G公式HPの最新ニュースの欄に掲載され
いやでも目に入るため
一応毎回さらっと目を通しています。
応援するチームのフロントの中枢にいる人物が
どんな考えでいるのか興味があるからです。


今まで読んだ中では
今回の内容は面白いと思いました。
多分、桃井氏自身が数年前にコンベンションで体験したという
その
「1人おいて」の屈辱


よほど印象深く記憶に残り
脚本家・倉本聡さんの気持ちが痛いほど理解できたからなのでしょう。

清武氏もどうかと思うけど
桃井氏にも傾げた首を元に戻すことができません。
もちろん渡辺会長にも。

過熱気味だった報道もここにきて
もういい加減にしてくれ、という論調に変わってきています。
どんなふうな決着がみられるのか
長くなればなるほど不毛な戦いになるような気もします。

大型補強に走る現状をみれば
清武氏の時の方が良かったという声も聞かれます。
監督の望む勝てるチームに向かって着々と進められているのでしょう。
もちろんファンも「強い」ことを願っています。

だけど
まっさらな気持ちでジャイアンツに入団し
山あり谷あり、努力を重ね
やがて東京ドームの大歓声を浴びる選手になってほしいと応援し続けるのも
ファンの心からの気持ちです。


新しくジャイアンツの力となってくれる選手たち
高校生、大学生、社会人
育成入団を含め13名のルーキー達

ご両親からいただいた素敵な名前の代わりに

「1人おいて」

この何とも味気ない“5文字”で表されることのないように
胸に抱いた大きな夢に向かって頑張ってほしいと思います。
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