芦田愛菜ちゃんの凄み
今回は芦田愛菜ちゃん
2011年1月10日に書きました。
今更ですが去年春、日テレで放送されていた連続ドラマ
“Mother”をDVD鑑賞。
友人から「絶対に泣くから見て!」と渡されて、はや数ヶ月
やっと、その気になり見始めたというわけです。
いろいろと評判は聞いていたけど
なんせ4月から6月にかけて水曜日夜の放送なんて
見られるわけないじゃありませんか!
シーズン中は、ゲーム中継を楽しみに試合開始前にチャ~ンと家事を済ませ
大好きなジャイアンツを応援する日々。
ゲーム終了したら、それなりに家事をし(?)一休み。
必然的に好きなスポーツ・興味のあるもの以外、他の番組はあまり見ない生活です。
録画したところで、今度はそれを見る時間がない(泣)
“Mother”
一言、ほんとに素晴らしい!
このドラマは、継美役の子役・芦田愛菜ちゃんの名演に尽きますね。
結構涙もろいので、すぐにグッときてしまうのですが
テレビドラマを見てこんなに感動して泣いてしまったのは、久しぶりです。
これまでにも演技の上手い子役はたくさんいたと思うし
可愛い子もいっぱいいた。
でも、この子は違う。
うそ泣きしていない、本当の涙を流しているから見るものの胸を打つ。
どうやったらあんな演技が出来るんだろう・・・
第10話のラストシーン
離れ離れになってしまった松雪泰子演じる母親の携帯に
預けられている施設から継美が電話をかけるシーン
お友達が出来たことや
ウサギさん(!)を飼っていること(ウンPが丸いらしい♪)
トンカツやさばの味噌煮を食べて美味しかったこと・・・
いっぱい報告したその後、
「あとね・・・」しばらく沈黙
「おかあさん、どうして迎えに来てくれないの?ずっと待っているんだよ、」
(ここで、私の涙腺早くもゆるむ)
「何度もお電話したよ、
出ないから番号間違って覚えたのかなって思ったけど・・合ってたね。」
この、最後の五文字
『合ってたね』の言い方が出色。
覚えていた電話番号が合っていた喜び
でも待っているのに迎えに来てくれない寂しさ
涙を浮かべながらの笑顔で
『あっ・て・たねぇ』
万感の想いを込めた一言。
(ゆるみかけていた私の涙腺が遂に決壊しました)
堰を切ったように
「継美ね、待ってるよ、いつ迎えにくる?」
「ちゃんと寝る前にお荷物用意してるの、靴下とお着替えも入れてあるの。
お母さん、早く迎えに来て~どうして来てくれないの?継美待ってるのに、」と言いながら
お母さんに買ってもらったけどサイズが小さくなってしまった赤い靴
それを小さな手で握り締める継美。
「おかぁさぁん、おかぁさぁん~」泣きじゃくる継美(私もついでに号泣)
そして、最後に継美が訴えた言葉
「もう一度、もう一度誘拐して・・おかあさん、もう一度誘拐して!」
この、二人が電話で話すシーンは何度も繰り返して見たほど印象に残る名場面でした。
毎回ラストシーンで流れる挿入歌が感動を盛り上げます。
“A New Light~death bed”心に染み入るいい曲で
主題歌の“泣き顔スマイル”やその他の挿入歌も良かったけど
やっぱりこの曲が一番好きでした。
「もう一度誘拐して」のシーン以外にも
お母さんが逮捕されて連れて行かれる時
「歯が生えて来たよ、」
泣きながら生え始めたばかりの歯を指差して見せるシーン
自分がいたら迷惑をかけると一人北海道に帰ろうと決意
漢字ノートを一枚一枚破りながら、お手紙を書くシーン
「お母さん大好き、大事、大事」
溢れる涙、鉛筆を握ってるけなげな姿。
ここには、書ききれないぐらいの感動的な場面がいっぱいでした。
原作があるものではなく、書き下ろし脚本ということですが
奈緒と継美、一組の親子だけではなく
何組もの<母と娘>が描かれていて物語自体の内容も素晴らしかったです。
脇役にもそれぞれ陰陽があり
中でも松雪さんの実のお母さん役の田中裕子さんが渋く光っていました。
毎回、毎回、愛菜ちゃんの出番が待ち遠しく
全11話、2日で完走(夜明けまで見てしまいました!)
ハッピーエンド・・だと思うラストも後味が良かったし
本当にいいドラマを見たなという満足感でいっぱいでした。
撮影当時は5歳だったという愛菜ちゃん
信じられないくらいの演技力
もはや演技というより本当に継美になりきっていたというべきかもしれません。
その彼女が、なんと~
ジャイアンツの大ファンというではありませんか!
しかも坂本勇人と高橋由伸が好きだということで、ものすごく親近感を覚えました(*^_^*)
私も継美のように
<好きなものノート>を作って好きなものいっぱい書いてみようかなぁ~~
ジャイアンツ
高橋由伸
アイルトン・セナ
・・・
勢いで先日放送されたドラマ「トイレの神様」も視聴!
(紅白で植村花菜さんが歌っているところを見てこれまた感動してしまったこともあり)
今回は、関西弁の女の子の役、これがまた見事で感心。
関西在住なんだそうですね、なので関西弁が上手なのは納得だけど
それじゃぁ、“Mother”の時の標準語は?
関東で生まれ育った私から見てもまったく違和感なし、5歳にして方言バイリンガル!
とにかく、芦田愛菜ちゃん
本当にあなたは凄かった~~!!
<9月2日 追記>
その後の愛菜ちゃんの活躍はご承知の通り
フジテレビ系で放送された「マルモのおきて」も
ワンちゃんが登場して可愛かったこともあり毎週楽しみに見ていました。
人の好き嫌いはさまざまで
いいという人ばかりではないけど
私は
芦田愛菜ちゃんは子役という枠を超えて
女優として大きくなれる人じゃないかな、と思っています。
「可愛い、可愛い」から脱皮した彼女の今後にも、大いに期待ですね!
2011-09-02 16:10:29